一般社団法人 大分県鍼灸マッサージ師会ホームページ

2016/03/22

100周年記念大会

100周年大会のお礼とご挨拶

会長 梅木 龍男

 灯下親しむ候、先だっての本会百周年記念大会には、70名近い会員の皆様方のご出席を頂き誠にありがとうございました。

 また、出席しない皆様方からも本記念事業のために貴重なご寄附を頂きお陰様で目標額を25万も上回る浄財が集まり、事業遂行の大きな力となったことをご報告申し上げます。

 お陰をもちまして、記念事業も、無事成功裏に終えることが出来ました。これも、会員の協力そして、実行委員長を中心とした役員各位の犠牲的な努力があったればこそと厚く感謝致しております。それと共に、忘れてならないのは、大先輩の方々が中央のリーダーをお迎えしての前夜の歓迎会から当日の大会まで本当に温かいご支援をして下さったことです。私達は大会の目的を「会員一同の絆を確認しあうこと」と致しましたが、このように大先輩の皆様方が率先して協力して下さることによってはじめて会全体がしっかりと一つにまとまることが出来るのだということを、私は今回ほど強く感じたことはございません。もちろん会の前進のためには、若者達の力も必要なことは言うまでもありません。

 さて、大会は終了したものの、これは一つの通過点に過ぎません。私達にはこれからの鍼灸マッサージを担う後輩達に、未来に希望の持てる会を作ってバトンタッチする責任があります。

 そのためには現代のニーズである日本の高齢化問題をしっかり踏まえて、行政・医療・介護の関係者の皆さん方と連携していかねばなりません。そして、その中で鍼灸マッサージの優れた点を発信し、その実績を示していくならば、必ずや人々の信頼を得て、地域の中で貢献出来る存在になれると信じます。いやそうならねば私達の未来はないと言っても過言ではありません。

 その道は険しくありますが、私達の先輩達が、鍼灸の無限の可能性を信じて努力したように、私達も懸命に励んでいく覚悟です。

 とは言え、私達の業界が介護保険に参入するためには、まだまだいろいろな問題が残っています。特に、鍼灸師が機能訓練指導員に、いまだ認定されていないことは、その参入の大きな妨げとなっております。これは、中央の皆様方のご尽力がなければ解決しないこと柄です。しかし、それが実現してから動きだすのでは遅いと私は考えています。地方にいる私達は、その日が早くくることを楽しみにしながら、今からケアマネージャーなどの団体に対しまして、鍼灸の素晴らしさをアピールして、機能訓練指導員に認定されたら直ぐにでも参入出来るために、今からの活動が必要だと思うのです。そのために、私も本気で行動して参りますので、どうか皆様方の温かいご協力を賜わりますようにとお願い致しまして、お礼のご挨拶とさせて頂きます。




創立100周記念大会報告



              総務部長 麻生 陽子



大正4年に発足した本会は、本年11月5日をもって100年を迎えました。当初、記念行事等は予定されていませんでしたが、記念誌の作成と記念大会を急遽行うこととなり、慌ただしく実行委員会を設置しました。短期間での準備に、実行委員長としてどれだけの事ができるだろうか?と不安を抱きながらのスタートでした。


11月15日(日)、予定通りに創立100周年記念大会を開催いたしました。


当日は、来賓は広瀬県知事をはじめ、全鍼師会会長、日鍼会会長、日マ会副会長、国会議員7名、県外の師会会長6名、他団体会長8名と総勢25名の方々をお招きして、梅木会長の挨拶に始まり、来賓祝辞、会員表彰が行われた後、大分が誇る鍼灸師であられる首藤傳明先生の記念講演があり流石すばらしい講演に皆さん満足された様子が見られました。厳かに式が挙行され、式典終了後は、桂三金氏による「落語」に笑いの楽しい一時を過ごさせて頂きました。午後の祝賀会では、和やかな会食の中、以前、フォークグループ「かぐや姫」の一員で活躍された森進一郎さんにご出演頂き、なつかしい曲とその優れた歌声に陶酔し、時を忘れ大盛会の内に終了することができました。


ご協力を頂いた皆様方のお陰と感謝致しております。


記念誌においては、来賓や会員の挨拶をはじめとする未来への提言を頂き、今後に続く人達への指標になっていくものと思います。中でも、学びの軌跡においては、長きにわたる膨大な資料の中からの検索で、資料不足等もあって大変な時間と労力を有することとなり、とても大変な作業となりましたが、歴史を紐解く内に、100年の歩みの中で培われた本会の先輩方の真髄を知ることができ、先輩方への尊敬とともに今後、この歴史を汚すことのないよう、さらなる一層の発展を目指して頑張って行かなければと決意を新たにしています。